2022.12.10
いきたいなとぼんやり思っていた展示。
ですが行ってよかった!
初期の作品から晩年の作品までどう変わっていくのかが見られたし、もっと言うといろんな人との出会いとか合作で作品は進化していってるけど本質はブレてない、みたいなところがかっこいいなぁと思いました。
あと作品に写真が使われているところも結構あったり、制作過程で写真が重要な要素を担っている部分も多くておもしろかった。レンズ越しに見る世界をそうやって作品に落とし込んだのかー、とか。
最初は「感性」を強く感じて、でも晩年になるにしたがい実験してその結果を注意深くみていくみたいなのを感じて、最晩年は体力がなくなられていくのですが、色鉛筆で描かれた作品たちはあったこともないその人が愛おしく思えるような、かわいくて些細でけどこれまでの彼女が結集しているようですごくよかったです。多分その作品たちだけをみてもあんなにグッとこなくて、これまでの油絵や拾ってきたものを使った立体作品を見て、本当に「かっこいい(そしてご本人も美しい)女性」としてやってきた彼女の最後の締めくくりとして見られたから。
そして最後まで、作品制作のなかで次の新しいフェーズに進もうとする意思を感じられて、そこもかっこよかったです。
「帰る途もつもりもない」
晩年に合田さんがよく書いてた言葉らしい。