写真家

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たしかにその時間があった、と思い出せるように

このお仕事をしていると、「これが最後のみんなでの写真になるかもしれないので」というお話のときもあります。

ちょっと前にも、すこし重たいご病気が見つかって入院される予定のご家族といっしょにみんな笑ってる写真を撮りたい、と急に決まった撮影がありました。撮ってるあいだずっとみなさま和やかで笑顔で、いい1日になりました、と言っていただけて心底ほっとした。笑顔の奥にはいろんな感情があっただろうし、今頃どうされてるだろう、と時々思い出す。

写真が記録だけじゃなくて後々見た人にとっての生きていく養分になるといいなと思うし、撮影それ自体の体験が「いい時間だった」って感じていただきたい、と思って仕事しています。大切な時間をいただいて撮るわけだし、残る写真は大切なその時を思い出せるかけらのひとつ。