Japanese Brazilians
Japanese Brazilians
2013.03.01 - 2013.05.01
私たちは、「属している」という感覚なしに生きていられるのだろうか。自分自身を定義付けするための何かなしに。
1908年に最初の日本人移民がブラジルへ渡ってから、100年以上が過ぎた。いつ故郷に帰れるかもわからないまま、3ヶ月にも渡る船旅に臨んだ移民たちの生活は続き、そしてブラジルの地で世代が繋がっていく。
「ブラジル」の一部として。
撮影時期:2013年3月
「主人には私が日本で働いている時に出会いました。彼は日本に住む日本人で、ポルトガル語がわからない。でも私たちの子供はブラジルで育ったので、日本語がわからない。」(日本語で)
アンジェラ・ミカ・モリモト ブラジル・日本両国籍 日系2世
ブラジル・サンパウロ郊外
「20代でこっちに渡った。高知に帰れるとは思ってなかったけど、同窓会で2、3年に1回帰るのを楽しみにしゆう。けど日本にもう住みたいとは思わんねぇ。家も広いし、こっちの生活の方がえいもん!」(日本語で)
シュウイチ・モリモト 日本国籍 日系1世
ブラジル・サンパウロ郊外
「娘のことは愛しているが妻のことは好きじゃない。彼女はブラジル人で、もし離婚となれば金をたくさん取られるだろう。だから一緒に住んでいるけど、会話は全くないよ。数年浜松で働いたことがある。日本人の妻を持つべきだったなぁ!」(日本語で)
ヤスシ・フェルナンド・カネコ ブラジル国籍 日系2世
ブラジル・サンパウロ
「友達が、君の日本人のともだち、いつ帰るのかって聞いてた!」(ポルトガル語で)
ユウジ・カワカミ ブラジル国籍 日系4世
ブラジル・サンパウロ郊外
「カラオケが大好きでね。NHKを毎週見て、新しい歌を勉強して、家の裏の森に音楽プレイヤーを持って行って次のカラオケ大会に向けて歌を練習しゆうがよ。」(日本語で)
川上徳義 ブラジル国籍 日系1世
ブラジル・サンパウロ郊外
「魂が私に入ってきたら、すぐに誰かが私の身体を使って話しているんだとお気づきになりますよ。話し方が完全に変わりますから。」(日本語で)
エドアルド・ミゾグチ ブラジル国籍 日系3世
ブラジル・パラナ
「このプレゼント、オカアサンのために買ったの。」(英語で)
リアネ・ヒラノ・アズマ ブラジル国籍 日系2世
ブラジル・サンパウロ
「夫は18歳の時にブラジルにきました。言わなくてもわかるだろう、と、愛してるとは一度も言わなかったですね。」(日本語で)
カヨコ・オズマ・アルガ ブラジル国籍 日系2世
ブラジル・サンパウロ
「日本に住みたい。清潔だし、安全だし。日本人は時間を守るし、信頼できるでしょう。」(日本語で)
カオル・キリュウ 日本国籍 日系1世
ブラジル・サンパウロ
「私はブラジルにきた時7歳だったの。だから日本語もポルトガル語も中途半端。日本は好きだけど、今の日本は私が離れた時の日本とは違う。日本から出て何十年も経つし、私はここで過ごしてきたから。」(日本語で)
ジュンコ・オオモリ 日本国籍 日系1世
ブラジル・サンパウロ
「私たちは2度目の結婚で一緒になりました。元妻は10年以上も前に亡くなり、今の妻は離婚しています。共通の友人が紹介してくれて、結婚するか決めるため、妻に私の農場を見にきてもらいました。」(日本語で)
ヤスオ・オオサキ ブラジル国籍 日系1世
アヤコ・オオサキ ブラジル国籍 日系2世
ブラジル・サンパウロ郊外
「サッカーでブラジル対日本だったら、ブラジルを応援する。でも日本対他の国だったら、日本を応援するわね。」(日本語で)
チヨコ・ジュリア・イワクラ ブラジル・日本両国籍 日系2世
ブラジル・サンパウロ
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